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イベント

2018/07/31

データ利活用のベストプラクティスで「未来の現場」を実現する

「スマートエンジニアリングTOKYO 2018」に出展

当社は、2018年7月18日~7月20日にかけて東京ビッグサイトで開催された「スマートエンジニアリングTOKYO」(主催:一般社団法人日本能率協会、後援:文部科学省、農林水産省、経済産業省、環境省)に、複数のソリューションを出展しました。同展示会は、生産設備と社会資本の長寿命化・スマート化を推進する展示会として、当社はこの中でも工場・プラントの設計・調達・建設・運転・保全までをつなぐIoT&AI技術の専門展示会「プロセス産業とIoT&AI」に出展しました。

プロセス産業に求められているデータ利活用の背景

製造業は、たくさんの部品から組み立てて一つの製品を生産する「組み立て加工産業」(例:自動車産業など)と、数種類の原料からたくさんの製品を生産する「プロセス産業」(例:化学産業など)の2つに大きく分類されます。
プロセス産業の生産工程では原料が配管を経由し、タンク等で最終製品が生産されるためトラブル発生時の対応は、製造現場での経験則に頼った処置が多いといわれています。その対応を誤ると生産ロスなどの損失につながりやすくなるとともに、重大な事故の場合の損失額は甚大なものとなります。

最近では、化学産業は原料価格や製品価格の変動への素早い対応と顧客層の変化に伴う多品種小ロット生産も要請され、生産プロセスの効率化、柔軟性が必要不可欠となっています。
このような背景のもとプロセス産業における生産工程の様々なデータ収集とその解析結果を活用した安全で効率的かつ安定した製造現場への変革が求められています。

データ利活用による「未来の現場」

多くの製造現場では、生産プロセス・設備の異常・不具合は、発生した後、もしくはベテランの現場作業員の経験と勘によって早めに見つけ出し対応しているのが実状です。
近年、IoT技術の進展により、製造設備から稼働データ以外にも振動、音、熱などさまざまなデータを取得・集約し、過去に異常・不具合が発生した際のデータをもとに、AIを活用して将来起きる異常・不具合を予測することが可能となってきました。これにより、現場に人がいなくても遠隔地の設備の稼働状況をリアルタイムで把握できる「未来の現場」が実現しつつあります。

ものづくりの現場で実績のあるベストプラクティス

今回当社では、現場作業者の安全を守る仕組みのほか、現場でのデータ発生から収集・加工、蓄積と見える化、機械学習を活用した予知・予測という一連の流れを実現するソリューション群を出展しました。

データ利活用ソリューション

各種製造現場の産業システムが生成する大量のセンサーデータ等は、そのままでは分析に活用できないケースが多く見受けられます。
こうしたことを解決するツールとして、リアルタイムにデータを取得できかつ、取得時点でクレンジング処理やユーザが望むフォーマットにリアルタイムにデータ成形を行う「FogHorn」を出展しました。
また、一般的に教師データが取得しづらいと言われる異常を検知するソリューション「ThingWorx」「異常検知ソリューション」を出展しました。

大量データの取得や成形、利活用に課題をお持ちのご来場者様に高いご評価をいただきました。

機械学習プラットフォーム「DataRobot」

世界最高峰のデータサイエンティスト集団が開発した機械学習の自動化プラットフォーム「DataRobot」を出展しました。当社は同プラットフォームの国内導入実績No1のソリューションベンダーとして、研究開発領域における物性予測、製造工程における不良品予測や不良要因推定、設備故障予測、原材料調達価格予測や売上・需要予測などに課題をお持ちのご来場者様に対して、数多くの実績に基づいた具体的な解決事例をご紹介しました。

ブース講演をした二人の社員に話を聞きました。

◆ ITインフラソリューション事業本部 営業本部
ソリューションマーケティング部 エキスパート 狩野 慎一郎氏:

狩野 慎一郎 氏

機械学習を用いたデータ分析プラットフォームDataRobotは、国内ではこれまで金融機関を中心に導入が進んでいましたが、数年前の新日鐵住金様への導入を皮切りに、昨年度より大手製造業様への導入が加速的に進んでいます。
ある半導体メーカー様では、これまでは現場のベテランのノウハウに頼っていた不良品検出といった業務にも適用されており、AIの現場活用が進んでいます。
当社はDataRobot国内販売実績No.1の代理店として、モノづくりの現場でのAI活用をこれからも支援していきたいと考えています。

◆ IoXソリューション事業推進部 エキスパート 湯浅 遇氏:

湯浅 遇 氏

どんなに素晴らしいデータ分析ツールがあってもデータがなければ意味がありません。
今回ブース講演で紹介したデータ収集基盤は、「どのようにデータを集めて、活用可能なデータにしていくのか?」といった現場の皆さんがもっている課題を解決するソリューションです。
あるエネルギー供給プラントで実稼働が始まっている設備の予防保全ソリューションなど、今回のご来場いただいたお客様がたには、大変興味をもっていただけたと実感しています。

広報・IR室 プロフェッショナル鹿島 亜紀彦

当社は製造業出身のシステムインテグレーターとして、これまでにさまざまなお客様と実証実験を重ね、実効性のあるソリューションを開発・提供してきました。
ものづくりにおけるデータ利活用では、実績あるベストプラクティスでお客様の「未来のものづくり」の実現を、これからもご支援してまいります。

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