ホーム > 事例・ショーケース > ユーザー事例 > 東証新システムの稼動に合わせてネット証券売買の中核部分を大幅に強化

事例・ショーケース Case Study

ユーザー事例

金融ソリューション

松井証券株式会社様

東証新システムの稼動に合わせてネット証券売買の中核部分を大幅に強化

プロジェクト概要

背景

・ 東京証券取引所の「arrowhead(アローヘッド)」の稼働に伴い、株式の売買がミリ秒という短い時間で進むようになる。円滑に処理を行うため、自社システムのスピードと安定性を同時に向上できる仕組みを求めた。

ソリューション

・自社システムとarrowheadを接続する取引所ゲートウエイに、実績のある新日鉄ソリューションズのパッケージ「TsNoah」を採用。取引所へのデータ変換・送受信を複数プロセスで分散処理し処理速度と可用性を向上させる。

成果

・注文を証券取引所に伝達するゲートウエイ部分の速度が以前の約10倍に上がるとともに、安定性をこれまでと同様の高い水準に維持できた。今後、東証以外の取引所への接続についても同じ仕組みの適用を検討している。

東証の新売買システム稼動に向け ネット証券システムの強化を検討

国内で初めてインターネットによる本格的な株式取引を展開した松井証券。顧客の注文を取引所へ取り次ぐブローキングを柱とする同社にとってオンライントレードシステム「ネットストック」は最も重要な事業インフラである。
東京証券取引所の新株式売買システム「arrowhead」の構築に対応して、同社がネットストックの強化を検討し始めたのは2005年ごろである。arrowheadは株式取引の時間をそれまでの「秒」単位から、「ミリ秒」単位へと大幅に短縮するなど、格段に性能が高い。このケタ違いのスピードに、ネットストックを対応させ、安定性を追及するには、システムの改修が不可欠だった。
松井証券が注目したのは、取引所との電文送受信を行うゲートウエイ部分である。売買注文を取引所ごとの形式に変換・伝達して、通知を受け取る処理を担う部分で、ここをスピードアップすれば、アプリケーションを大きく変える必要はない。

実績があるNSSOL製品を採用 耐障害性などを分散処理で実現

2008年初頭、同社が選択したのが新日鉄ソリューションズのパッケージ「TsNoah取引所ゲートウエイ」だ。「各機能が部品化され、障害へ対応しやすい設計である点に以前から注目していました。加えて、分散処理によって、処理スピードと耐障害性の両方を向上できます」(取締役 システム担当役員)。
同製品で東証「arrowhead」に接続する場合、取引所への注文を受信してから通知電文を配信するまで、取引所の注文応答時間を含めて2ミリ秒台でこなせる。また、1秒間に処理できる注文件数を、プロセス数に比例して増やせる。
新取引所ゲートウエイ導入に伴う構築プロジェクトは、2009年の初めから1年間かけて進んだ。 新日鉄ソリューションズは製品の開発元としてTsNoahをバージョンアップして一段と耐障害性を高めた。
TsNoahを採用したネットストックは、こうして予定通り完成。2010年1月4日のarrowhead稼働とともに本番運用に入っている。

性能面でも期待通りの成果得る 他証券取引所への適用も視野に

新バージョンのTsNoahは従来バージョンに比べ、障害検知機能の強化が図られており、より詳細に障害を検知できる。万一障害が発生した際にも、ほぼすべてのケースにおいて、人手を介さずにシステムを自動復旧することが可能になった。
性能面でも期待通りの成果を実現した。ネットストックからarrowheadに注文を伝達する際の取引所ゲートウエイ部分の処理スピードは従来の約10倍に向上したという。
「従来は証券取引所がシステムを更改するたびに、大掛かりな対応が必要でしたが、これからはTsNoahを使ってシステム更改に対応することを検討してきます」 (取締役 システム担当役員)。

コアテクノロジー
マイクロ秒のレイテンシー、プロセス追加によるスループット向上、複数取引所対応、自動代行機能による耐障害性
システム概要
●サーバー:
 Solaris(Sun SPARC Enterprise T5240)
●通信ミドルウエア:
 RIX
●アプリケーション:
 TsNoah取引所ゲートウェイ(新日鉄ソリューションズ)

松井証券が更改したネットストックの概要図

松井証券株式会社様

松井証券株式会社様
松井証券株式会社様
本社:東京都千代田区麹町1-4
設立:1931年
資本金:119億円(2010年3月31日現在)
営業収益:単独243億円/連結243億円(2010年3月期)
従業員数:単独108名/連結108名(2010年3月31日現在)
グループ会社:連結子会社1社

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

ユーザー事例トップへ戻る

  • Get ADOBE READER

    ADOBE READERについて
    PDFファイルを表示するには「ADOBE READER」(無料)が必要です。

ページ先頭へもどる