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事例・ショーケース Case Study

ユーザー事例

産業・流通ソリューション

西日本旅客鉄道株式会社様

輸送計画情報の一元化をオープン系DBで実現

プロジェクト概要

背景

・多くの人手が介在する輸送計画システムを一元化する必要
・Oracle DB、UNIXというオープン系基盤技術の採用

ソリューション

・プロトタイプで実用性を検証してから、実システムを構築
・輸送計画情報を一元化し、現場で最新情報を参照可能に

成果

・人手に依存する部分を削減して、安全性・確実性を向上
・現場の要望に合わせ、共同作業を可能にする機能強化を実施

人手に依存していた輸送計画業務のシステム化を目指す

2010年4月、西日本旅客鉄道(JR西日本)は、輸送計画を一元管理し、現場拠点へ自動的に伝達するシステムを稼働させた。
輸送計画の作成や伝達業務は、非常に複雑でシステム化は不可能と言われ、長年にわたって紙ベースで行われてきた。輸送計画には、時刻表のように一定期間は変更しない「基本計画」と、状況に応じて毎日作成・修正する「波動計画」の二つがあり、それらを合わせて「実施計画」としてまとめる必要がある。
同システムの検討が始まったのは1995年頃。当時、鉄道会社の基幹システムはメインフレームが主流だったが、JR西日本はOracle DBとUNIXというオープン系基盤技術を用いることを決める。長期的な技術トレンドに合わせるとともに、コスト効率を高めることが狙いだった。

Oracle DBのノウハウを生かし、プロトタイプで入念に検討

JR西日本は、新日鉄ソリューションズと協力して入念にプロトタイプを構築し実用性を検証し輸送計画システムの構築を正式に決めた。そして、OracleDBに強い新日鉄ソリューションズをDB機能の開発パートナーとして、2002年から実システムの開発に取りかかった。
基本計画、波動計画、実施計画の各DBを構築するとともに、計画データの整合性チェックや日々の実施計画の展開、業務拠点の端末から出力する帳票用データの生成といったアプリケーション開発を着実に進めた。
稼働した輸送計画システムでは、従来の業務がネットワークにつながった端末から行える。作成した輸送計画をデータベース(DB)で一元管理し、業務拠点ごとに簡単な操作で参照・出力することでミスがなくなり、安全性と確実性が一層高まった。

現場の要望を取り入れ、共同作業機能を強化

2006年からは、現場の要望に合わせた改良が加えられた。新システムにスムーズに移行できるよう、現場の業務に合わせて、システムの利便性をさらに高めるのが狙いである。
現場の要望には非常に実装の難易度が高いものが含まれていた。輸送計画は複数の担当者が共同作業で作成する。例えば、通勤列車、工事列車と団体列車について、それぞれの担当者が協調しながらDBを扱えるようにする必要があった。
「当初は同じ時間帯の計画データを一人しか扱えませんでしたが、この改良によってデータの整合性を保ったまま、複数の担当者が並行して作業できるようになりました。」(鉄道本部 運輸部 設備課担当スタッフ)

コアテクノロジー
Oracle Database、オープン化、UNIX
システム概要
●サーバー:
 約70台
●ミドルウエア:
 Oracle Database
●クライアント:
 約430台

JR西日本が導入した輸送計画システムの概要図

西日本旅客鉄道株式会社様

西日本旅客鉄道株式会社様
西日本旅客鉄道株式会社様
本社:大阪市北区芝田2-4-24
設立:1987年
資本金:1000億円(2010年3月31日現在)
営業収益:単独8167億円/連結1兆1901億円(2010年3月期)
従業員数:単独2万9870名(2009年4月1日現在)
グループ会社:連結子会社65社、持分法適用会社5社(2010年3月31日現在)

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

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